「確定申告なんてカンケーなし」と思っている人も、「もっと節税したい…」と思案中の人も、まずは税金でソンしないための確定申告のキホンを確認しておこう!
■震災で寄附をした人も要チェック!
「税金って会社が計算してくれるもんでしょ」──そう思い込んでいる人はいないだろうか。さにあらず! 会社員でも申告をすることで、トクをする可能性がある。
通常、毎月の給与から所得税が天引きされている会社員は、年末調整で会社が払いすぎた税金を戻してくれたり、足りない分は納付してくれたりする。
まず、自分が確定申告をすべきなのかを確認しよう!しかし、「家を買ったので住宅ローン控除を受けたい」「高額な医療費を払ったので医療費控除を申告したい」といったケースまでは面倒を見てくれない。自分で申告する必要があるのだ。
また、投資で大損した人も申告をすることで、後々メリットがある。「損失の繰越申告」をしておけば、今年以降に利益が出た際に損失と相殺できるからだ。「個別株では大失敗したけど、最高値を記録した金ETFでは大儲け!」というような人も、損益の通算で税金を減らすべし。
また、昨年は東日本大震災で寄附をした人も多いだろうが、税金が還付される可能性がある。対象となる震災関連の寄附金は、通常の寄附金よりも控除額が大きい。要チェックだ。
無論、副業などで20万円超の収入があった人も要申告。うっかりサボるとペナルティが科される恐れも! 忙しい人はインターネットによる申告も可能だ。直前で慌てないように準備は早めにしておきたい。
★Point1
今年の提出期間は2月16日~3月15日
>申告が必要か早めに確認!
医療費控除を受ける人、初年度の住宅ローン控除を受ける人などは、会社員でも要申告。リストラなどで年末調整を受けずに退職した人、年金受給者も申告することでトクなケースがある。自分があてはまるケースはないか、提出期限到来前に早めに確認しておこう。
★Point2
必要な書類を揃えよう!
>基本アイテムは申告書と源泉徴収票
申告書と源泉徴収票はマスト。申告書は税務署や各市町村の窓口でもらうほか、HPからダウンロード可能。申告内容によって必要な明細書を確認し、領収書も整理しておこう。
[必須アイテム]
・確定申告書
国税庁のHPでダウンロード可能。e-Taxなら、ネットで申告書の作成から送付までOK。
・源泉徴収票
年間の給与と源泉徴収された所得税等が記された書類。年末調整時に会社から配布される。
[必要書類]
・明細書、計算書
住宅借入金等特別控除額の計算明細書など。用途別に必要書類を確認しておこう。
・領収書など
医療費の領収書、さらに証券会社から送られてきた年間取引報告書なども用意するべし。
★Point3
税務署に提出する方法は3つある
→[直接持参する][郵送][インターネットで送信]
>忙しい人は電子申告も活用しよう
申告書を税務署に直接持参、郵送するほか、電子申告(e-Tax)も可能。e-Taxならば24時間好きな時にパソコンで手続きできる。カードリーダーなどが必要だが、忙しい人や、ほぼ毎年申告する人にはオススメ。
★Point4
還付金が戻るのは4月~5月ごろ
>窓口が混む前に手続きを
通常、手続きをしてから、1~2カ月程度で指定口座に還付金が振り込まれる。医療費控除などの還付手続きについては1月から受け付けている。早めに還付金が欲しければ、税務署窓口が混む前に手続きをしよう。
★Point5
確定申告をしないといけない人もいる
>申告逃れは絶対NG!
医療費控除や住宅ローン控除の申告など以外にも、右表にあてはまる人は確定申告が必要となる。アフィリエイトなどで副収入がある人、会社以外でアルバイトをしている人は儲けの額を確認しよう。バレないと思って申告を怠ると、ペナルティが科される恐れもある。以下の3つ、どれかに当てはまる人は要申告だ。
●年収が2000万円超の人
→年末調整の対象外となるため、自分で申告をしなければならない。
●株などで20万円超儲けた人
→源泉徴収ありの特定口座以外で20万円超儲けた人は要申告。
●副収入が20万円超/給与を複数からもらった人
→副業や別の会社からの給与で20万円超の所得を得ている場合。
(文/大沢玲子、イラスト/宗誠二郎)
*ダイヤモンド・ザイ3月号に掲載。3月号は「確定申告 2012年版!」「株主優待全コレクション719」の2大特集。その他に「2012年を乗り切る 日本株大作戦!」、為替の特集は「円高トレンドの終焉に備えよ!」。そしてあのホイチョイ・プロダクションズの新連載「年金ロックンローラー 内沢裕吉」がスタート!



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