個別株のように株式市場で売買できる投資信託が、ETF(上場投資信託)。1995年に初めて登場してから徐々に銘柄数が増えて、今や国内ETFだけでなんと100銘柄以上! また、この7月27日には、新たに「上場MSCIジャパン株(1544)」が上場を予定している。
今回は、種類も増えて注目度が高まっているETFの基本について見ていこう。
■個別株のように売買できて、分散投資が手軽に行なえる
「ETF」とは、Exchange Traded Fundsの略称で、証券取引所に上場している投資信託のこと。投資信託ではあるが、株と同様に市場で売買できることが最大の特徴だ。
通常の株取引と同様、指値や成行での注文ができて、信用取引も行なえる。市場が開いている間は常に価格が変動するため、一般的な投資信託ではできないデイトレードも、ETFなら可能だ。また、銘柄によっては、株の配当にあたる収益分配金が受け取れるETFもある。
売買の際は、株と同じように証券会社ごとに定められた売買手数料がかかる。また「投資信託」なので信託報酬も発生するが、こちらは普段意識することはないだろう。なお、ETFは指数や指標への連動を目指すパッシブ運用のため、一般的な投資信託に比べると信託報酬は低く抑えられている。
さらに、ETFのメリットとして見逃せないのが、「分散投資」が手軽にできること。個別銘柄を自分で組み合わせて日経平均に連動させようと思ったら、多額の資金が必要になってしまう。しかし、日経平均に連動するETFを利用すれば、(今なら)1万円以下の資金で225銘柄に投資したのと同じ効果が得られ、リスク分散が期待できる。
■ETFの種類と探し方
主な投資対象とETF。拡大画像表示
ETFというと、まず日経平均株価やTOPIXなど日本株の株価指数に連動するものを思い浮かべる人が多いだろう。日経平均やTOPIX以外にも、業種別やテーマ別など日本株のさまざまな指数に連動するETFは非常に数が多い。
また、外国株の株価指数に連動しているETFや、REIT(不動産投資信託)指数に連動するETFもあり、さらに最近では金や原油などの商品価格に連動するETFも登場している。
ちなみに、同じ指数に連動するETFが複数存在する場合もある。
たとえばTOPIX連動型のETFには、「ダイワ上場投信-トピックス(1305)」「TOPIX連動型上場投資信託(1306)」「上場インデックスファンドTOPIX(1308)」「MAXIS トピックス上場投信(1348)」の4銘柄がある。
このうち、「ダイワ上場投信-トピックス」と「上場インデックスファンドTOPIX」は100口が売買単位だが、「TOPIX連動型上場投資信託」と「MAXIS トピックス上場投信」の2銘柄は10口。後者の2銘柄であれば、より少ない資金でTOPIX連動のETFを購入できる。



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