■家計管理ができないと不動産投資は不可能!
レバレッジを効かせた不動産投資は空室リスクとも隣合わせ。家賃収入が減れば、ローンの返済が厳しくなる。実際、さにおさんのローン残高は1億8000万円以上。
そこで重要なのが「お金の管理」だ。さにおさんは「家計簿」をつけて支出を管理し、企業会計同様に貸借対照表、損益計算書を作り家計を分析。こうしてムダを省くことで、年収700万円程度だった29歳から32歳までの3年間で1440万円(!)の貯金に成功して、現在も常に家計の状況を細かく把握している。
37歳にして28部屋を保有するさにおさんの「不動産投資で成功する3カ条」 「今でもお金を使うたびにメモして、帰宅後にノートに書き写し、週1回、会計ソフトに入力しています。こうして支出を把握して、前月比、前年同月比などを調べればムダを減らせる。さらに不動産や貯金など、資産の経年変化を貸借対照表で、収入の変化を損益計算書で確認すれば、株を買いすぎたとか、キャッシュが少なすぎるとか、家計の成績表としてモチベーションにもつながる。家計簿をつけて収入と支出を把握し、いくら貯金できるかを予測して、貯蓄率30%程度を実現するのが目標。家計をコントロールできない人が、不動産投資で収支をコントロールできるとは思えないですから」
家計簿歴19年のベテランであるさにおさんは、事前に計算した余剰資金を天引きし、投資信託に積立投資をしており、現在の積立金額は月20万円にもなる。
「個別株やFXもやってみたんですけど、仕事が忙しくてできないので今は積立投資だけ。それでも01年から現在までに600万円以上の利益を確定しています。買っているのはアメリカや中国、インド、ロシア、オーストラリアの投資信託。銘柄もずっと同じです」
こうして稼いだ資金は不動産投資のための頭金や諸経費、もしくは繰り上げ返済に充てている。
「今、経費を除いた1カ月の不動産収入が50万~60万円。これが70万円くらいになれば、経済的自由が手に入るかなと期待して、都内の物件を探しているところです」
金持ち父さんを目指す、さにおさんのゴールはすぐ目前だ。
<さにおさんProfile>
自らの家計簿を公開している「ミスター家計簿」(http://kakei.eside.biz/)管理人。現在37歳で妻と子の4人家族。本業はコンサルタント。
(文/山田大介) ※ダイヤモンド・ザイ2010年10月号(8月21日発売号)に掲載



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